アイキャッチ右下の画像は、ぱっと見わけわからん物体ですが
この記事を読んでいくとその正体がわかります
マルタ語学留学を機に、海外用バックパックとしてイギリスのブランドkarrimor(カリマー)の「トリビュート40」を購入しました。本記事ではトリビュート40と、他に候補として挙げたバックパックを比較しているので、よかったら参考にしてください!
この記事でわかること
- トリビュート40のスペック
- トリビュート40の使用感
- 他ブランド(パタゴニア、グレゴリー)の製品とのスペック比較
理想のバックパックを求めて…
きっかけは、Xで「海外旅行にはグレゴリーのコンパス40がおすすめ!」というポストを拝見したから。このポストで初めて「メインコンパートメントがガバッと開くバックパック」があることを知りました。
あまみやの主な生息地はXなので
大体の行動のきっかけ(情報源)はXです
ちなみに国内旅行ではコールマンのウォーカー33を愛用しています。お手頃だしめちゃくちゃ軽くてよき。
理想
- 容量は30〜40L
- 機内持ち込み可能
- メインコンパートメントがガバッと開く
- 軽量
「ガバッと開く」のイメージ
飛行機の機内持ち込み制限
預け入れ荷物でスーツケース1個、機内持ち込み荷物として今回検討しているバックパック1個(+貴重品入れのショルダーバッグ)でマルタ渡航しようと思っていたので、まずは今回利用するエミレーツとKMマルタ、そして日本の主要なエアラインであるJALとANAの機内持ち込み荷物の制限についてまとめました。
- エミレーツ航空
-
- サイズ:55 x 38 x 22cm(=115cm)
- 重量:エコノミーは7kg、プレミアムエコノミーは10kg
- KMマルタ航空
-
- サイズ:55 x 40 x 25cm(=120cm)
- 重量:10kg
- JAL
-
国内線
- 座席数100席以上
- サイズ:55 x 40 x 25cm(三辺の和が115cm)以内
- 重量:10kg以内
- 座席数100席未満
- サイズ:45 x 35 x 20cm(三辺の和が100cm)以内
- 重量:10kg以内
※100席以上から100席未満の飛行機に乗り継ぐ際は、100席未満の規定を適用する
国際線
- サイズ:55 x 40 x 25cm(三辺の和が115cm)以内
- 重量:10kg以内
- 座席数100席以上
- ANA
-
国内線
- 座席数100席以上
- サイズ:55 x 40 x 25cm(三辺の和が115cm)以内
- 重量:10kg以内
- 座席数100席未満
- サイズ:45 x 35 x 20cm(三辺の和が100cm)以内
- 重量:10kg以内
国際線
- サイズ:55 x 40 x 25cm(三辺の和が115cm)以内
- 重量:10kg以内
- 座席数100席以上
いずれの航空会社もほぼ同一の規格となっています。そりゃそうか。規定にあまりにも大きな差があると、航空会社も搭乗者も困りますもんね。
エミレーツ(エコノミークラス)は重量の上限が7kgなので、詰め込みすぎには注意しなければ…!!
…と思っていたのですが、機内持ち込み荷物の計量ってされないんですね。
マルタ渡航時にいろんな航空会社を利用しましたが、機内持ち込みの荷物のサイズ・重さで引っかかることはありませんでした(そもそも計量しないので)。
そういうもんなのか〜。旅慣れしていない&今まで気にしたことがなかったので知らなかったです…(LCCは厳しそうなイメージあるけど)
karrimor トリビュート40
今回購入した「トリビュート40」がこちら。
トリビュート40(商品番号:501012)
- 容量:40L
- サイズ:H55×W32×D26cm(=合計113cm)
- 背面長:47cm
- 重さ:1,230g
- 素材:ナイロン100%(840デニール)
- 特徴:レインカバー付属、15インチまでのノートパソコン対応、タブレット対応
- 価格:税込22,000円
理想と現実
- 容量は30〜40L→
- 機内持ち込み可能→
- メインコンパートメントがガバッと開く→
- 軽量→
奥行きが26cmあるので、機内持ち込みの規定サイズを若干オーバーしていますが、厚みを潰せばなんとかなるでしょう!
日本国内線では引き続きウォーカー33を使うと安全なのかな?
これは、なかなか理想的なバックパックに出会えたのでは?!
さっそく買おうと思ったけど…?購入うらばなし!
他ブランド製品(後述)との比較・検討を重ね、トリビュート40に目星をつけたのですが、上記ポストの通りなんと品切れ中だったのです。せっかくいい製品に出会えたのに…とちょっとがっかりしながら就寝。
でも、次の日(日付的には同日)のお昼くらいに公式の商品ページを何気なく見たら…なんということでしょう!「再入荷」の文字が!最初に見たときは「昨日まで品切れだったよね?もしかして見間違えてた??」ってとても混乱しました。(トップページを見たら再入荷したよって大々的に書いてあったw)
現物を見ていないためサイズ感と重さが心配ですぐには購入せず、半日くらい悩んだのですが…こんなにもナイスタイミングでの再入荷、ご縁があるのでは??!!ということでポチりました。
他の候補
開封の儀に移る前に、トリビュート40購入に至るまでに検討したバックパックたちを紹介させていただきます。
本題に入ったはずなのにすぐ逸れる
パタゴニア ブラックホールミニ MLC 30L
↑一応通販サイトを載せましたが、公式サイトの方が安いです↓
いいなと思った点
- バックパック、ショルダー、手提げスタイルの3wayで持ち運びが可能
- スーツケースのハンドルに装着しての持ち運びも可能
- メインコンパートメント内側にもポケット2つあり
- チェストストラップ&ヒップベルト付き
- ショルダーストラップとヒップベルトは収納可能
グレゴリー コンパス30
グレゴリー コンパス40
冒頭で書いた通り、Xで最初に見たのがこの「グレゴリーコンパス40」でした。
コンパス30と40のいいなと思った点
- 超軽量!40Lサイズでも重量が880gしかない
- メインコンパートメントの開閉口が裏(背中)側にあるので防犯性が高い
- メインコンパートメント内側にもポケット2つあり
トリビュート40との比較
容量30Lと40Lが混在している時点で純粋な比較表にはなりませんが、参考までに…
トリビュート40 | ブラックホールミニ | コンパス30 | コンパス40 | |
---|---|---|---|---|
ブランド | カリマー | パタゴニア | グレゴリー | グレゴリー |
サイズ 高さx幅x奥行き | 55 x 32 x 26cm | 51x30x18cm | 51 x 34 x 20cm | 55 x 34 x 25cm |
容量 | 40L | 30L | 30L | 40L |
重量 | 1,230g | 1,290g | 685g | 880g |
デザイン | 好き | 良い | 良い | 良い |
税込価格 | 22,000円 | 27,500円 | 22,000円 | 24,200円 |
総合評価 |
デザインの評価に「好き」がある時点で主観バリバリなんよ
お値段とデザイン性、あとは各製品のレビューとかを参考にしてトリビュート40を選びました。また、写真と説明が一番多く、イメージしやすかったのはカリマー公式サイトでした。
ガバッと開くタイプではないので候補からは外れてしまいましたが、いろいろな製品を見るなかでMILLET(ミレー)のクーラ30
開封の儀
8/21夕方注文、8/22発送、8/23到着でした。めちゃ早。営業日朝8時までの注文だと当日出荷らしいです。すご。早く届くのは非常にありがたいですが、物流量が逼迫している昨今、そんなに急がなくても大丈夫やで…とも思ったりします。運送に関わる皆さん本当にありがとう。(突然の感謝)
どどん。120サイズの段ボールで届きました。側面にはkarrimorのロゴが入っています。どうでもいいけどkarrimorってカリマーじゃなくてカリモルゥゥゥァ〜って発音したくなるのわたしだけ?すごいもぁもぁしてる。字面が。
なんの話?
いざ開封の儀!
え、まってめっちゃかっこよくない?????(突然のオタク構文)
ポケットなど各コンパートメントの紹介
まずはポケットから。
1. グラスポケット
ポケットが4箇所。一番後ろのポケット(入れ口が斜めになっている)内部は裏起毛になっているので、タブレットやサングラスを入れておけるそうな。
鍵などをつけておけるフック付き。
2. フロントポケット
フロント部分にもポケットあり。
すぐに取り出したい書類(渡航関連)とかを入れておくのによさそう。
3. ワンドポケット
両サイドにあります。
ペットボトルや折り畳み傘を入れるのに◎。
でもミッチミチに入れるとそのうち口のゴム部分が緩んできそう。
ちなみにワンドポケットのすぐ上にあるのがサイドコンプレッションで、ワンドポケットとグラスポケットの近く&左右に二つずつあります。荷物の容量に合わせて調節します。
メインコンパートメント
こ、これが「ガバッと開くタイプ」!!パッキングしやすそう。書類などを入れられるポケットもあります。
赤丸で囲った部分はレインカバーの収納スペースです。ちなみにレインカバーは黒色です(旧モデルは違ったっぽい)。メインコンパートメントにレインカバー用のスペースがあることについて「邪魔」という意見があるようですが、果たしてどうなんでしょうか。
背面
背面側のコンパートメントには、ノートPC用のポケットと、小物入れ用のポケットがあります。ノートPC用ポケットの留め具はマジックテープです。ミッチミチに入れるとそのうちびろ〜んてなりそう。
13インチのMacbook Airを入れるとこんな感じになります。
ジッパー
メインコンパートメントと背面にはロッカブルジッパーが採用されています。この穴にワイヤータイプの鍵をつければ防犯対策になります。
\ あまみやが実際に買ったやつ /
調べたところ、一つのワイヤーロックでまとめて鍵をかけている人が多かったので、わたしも真似しました。
ヒップベルト
写真では分かりにくいですが、赤丸部分にヒップベルトを収納することが可能です。
向かって左側は未収納、右側が収納した様子。(ショルダーハーネスの紐が写っているので分かりにくいかも…)メッシュ部分がほんの〜りぽこっと盛り上がります。
何も入れずに背負った感じ
本体だけで約1.2kgあるので、初めて手に持ったときはちょっと重みを感じました。でも実際に背負ってみたところ、全然重さを感じず、むしろ軽い!という印象でした。チェストストラップとヒップベルトもあるので、体に密着させたらより負担を軽減できそうです。
ベルト類は結局使わなかったけどね
使わなかったんか〜〜い
そしてサイズ感。実はあまみやは身長が小さくてですね……大容量のバックパックを背負うと「わ〜!リュックから足が生えてるよ〜!」ってなるのではないかと心配だったのですが、あんまり気にならなかったです。(※超主観)まだ厚みがないからかも。実際に荷物を詰め込んで体積が増えるとまた変わってくると思いますが、気にしな〜い!(*^◯^*)
今回はネット上でしか情報収集できなかったのでちょっと心配でしたが、満足のいく買い物ができました!
開封時の感想
- 全体的に満足!
- 中の黄緑色がどぎつい印象と思いきや、荷物の視認がしやすいのでむしろ便利
- ジッパーの取手が小さい(防犯上はいいのかも?)
- メインコンパートメントの開く側(伝われ)にもポケットとかあったらよかったな
実際に使ってみた感想
日本を出発するときは重さ制限にビビり散らかしていたので7kgに納めましたが、機内持ち込み荷物の計量がないということを知ってからは基本的に7kg以上の重さになっていました。少なくとも毎回8kgはあった。
しかし…筋力雑魚芸人なので7-8kgでもクソ重い。笑
あとびっくりしたんですけど、使用中の写真が1枚しかありません…!!!しかも写りも微妙なやつ!!
肝心なところで…
毎度のことだけど使えね〜
使いどころ
海外滞在中は日常生活で使うことはありませんでした。
これを買った理由としては、渡航時のスーツケースに入り切らない荷物&預け入れ不可のものを入れるためと、現地での一泊二日とかのショートトリップ用でした。
結局ショートトリップ行かなかったんだけどね
行かなかったんか〜〜い
じゃあ何入れてたの?
- 機内持ち込み用液体物
- 機内で使うかもしれない細々としたもの(マスクとかのど飴とか)
- 渡航関連書類(語学学校の入学許可証や、帰りのチケット予約書、海外旅行保険証)
- ノートPC(Macbook Air)
- ガジェット類(GoPro、Insta360、モバイル充電器、充電ケーブル)
- 防寒着(ウルトラライトダウン)
- ネックピロー(外付けしてました)
- スポーツサンダル(シューズバッグに入れて外付けしてました)
- お土産(マルタで買ったやつ)
思い出す限り挙げてみましたが…なんであんなに重かったんだろう????(Thinking face)
ガジェット類とマルタで買ったお土産が原因かな。友人へのお土産にコースターとかゴゾ島の塩とか石鹸とか買っちゃったんですよ…地味に重かったです…。でも欲しかったんだもん…。
お土産、スーツケースに入れればいいじゃん!って思うかもしれないんですけど、どれもサイズ小さめの割に重かったので、スーツケースの重量を減らすためにカリマーのほうに入れていました。
パッキングセンスが壊滅的にないので…
移動の度に騙し騙しやってたわけね…
スーツケース爆発するかと思った
唯一撮っていた使用中の写真がこちら。
\ ドンッッ! /
き、汚な…!!!!!!
しかも背面側だし!!
帰国時、ドバイ国際空港で撮影しました。そうです、アイキャッチの右下にいた謎の物体の正体です。
- バックパックの持ち手部分。カラビナをつけて、ダウンジャケット(旅行中に購入)を掛けていました。
- サイドコンプレッションベルト部分。ネックピローを吊るしていました。
- ショルダーハーネスのDリング部分。カラビナをつけて、そこには、スポーツキャップ(っていうのか?)をぶら下げていました。でも、この写真を撮ったときはおそらくサイドにつけてました。
- サイドコンプレッションベルト部分。スポーツサンダル(厚底で嵩張る)とマリンシューズを入れたシューズバッグをぶら下げていました。
ワンドポケットには、それぞれペットボトル(空のものを持ち込んで、保安検査通過後に給水)と折り畳み傘(見えてないけど)を入れています。
ウルトラライトダウンは付属の巾着に入れて、サイドに吊るしたり、メインコンパートメントに余裕があるときは中にぶちこんでいました。
行商人みたいになってた
上記はネットで買えるカラビナをご紹介していますが、ぶっちゃけ100均ので十分です。
物を入れて背負った感じ
まあ重いよね。
そりゃそうだよね〜。でも耐えられました。耐えざるを得なかったともいう。肩はめちゃ凝った。笑
チェストストラップやヒップベルトはつけたり外したりするのがめんどくさくて使わないままだったので、使ったらもうちょっと使用感が変わったかもしれません。
もったいないし、レビューにならない!
参考にならなくてごめんね!
開けやすさ
総括:いっぱい入れると開けづらい!
前面のポケット部分(=メインコンパートメントの蓋にもなっている)に物をたくさん入れると、この部分(蓋)が重くなるのでメインコンパートメントが開けづらくなりました。
あと、ジッパー部分にワイヤーロック錠をつけているとジッパー自体が重くなり、これまた開けづらかったです。ジッパーの取っ手が小さいことも開けづらさに拍車をかけている気がしますが、(前も言ったけど)防犯面を考えると開けづらいほうが安心なのかもしれない。
取り出しやすさ
総括:いっぱい入れると取り出しにくい!(メインも背面も)
飛行機に乗る前にはX線検査がありますが、そのときに背面側のコンパートメントに入れたノートパソコンを取り出す必要がありました。メインに物がいっぱい入っていると背面側も圧迫するので、ジッパーも開けづらく、結果として取り出しにくくなってしまいました。
手荷物検査のとき、毎回アワアワする…
レインカバーについて
ラッキーなことに、カリマーを背負っているときに雨に降られることがなかったので、レインカバーは使用しませんでした。なので防水レベルについては不明です。
そして「メインコンパートメントにレインカバー収納スペースがあるのは邪魔」という意見ですが、これは確かにそうかもしれません。笑
今回は結局ずーっとレインカバーは収納されたまま終わったわけですが、レインカバーを使わない!!と決めてカバーはあらかじめ取り出しておき、空いたスペースにウォーターボトルとか入れても良さそうだと思いました。
全体的な感想
- やっぱり全体的には大満足!
- たくさん物を入れるとジッパーの開閉がしづらい
- 使いこなすにはコツが要りそう
物を詰め込んだ結果の開けづらさ・取り出しにくさはしょうがないかな〜と思います。極論、じゃあ物入れんなよって話になっちゃいますし…。コツを掴むっていうか、慣れればどうにかなりそう。最低限の荷物で旅行できる人には結構向いているのではないでしょうか。
ミニマリストにはなれないあまみや…
あまみやの場合はパッキングの仕方とそもそもの荷物量を減らす工夫をすべきですね。人間が合わせろ。(暴論)
そして物を詰め込むデメリットはもう一つありまして…
物をいっぱい入れる→重くなる→機内持ち込みはできるものの、その重さゆえに持ち上げるのが大変&あまみやはチビである→つまり頭上の荷物入れに入れるのがめちゃめちゃ大変(筋力クソ雑魚芸人)→周りの人に手伝ってもらう ということが搭乗時に時々発生しました。もちろん一人でできるときは頑張りましたが、その節はみなさんありがとうございました…。
これもどうしようもなくない?!
鍛えな
実際に使用してみて感じたネガティブ要素は、トリビュート40の機能そのものに欠陥があるわけではなく、使用者である自分のスペックが影響していると思いました。パッキングや荷物量について考えるとか、筋トレしてムキムキになるとか、工夫次第でより使いやすくなりそうです。いっそグレゴリーのコンパス30や40といった軽量タイプのバックパックを使うという手もある。人間(わたし)が合わせろ。(2回目)
というわけでトリビュート40のレビューでした。大満足のお買い物です!カラーも、黒を選んだのでかっこいい上に汚れも目立ちにくいし!もっと使い倒したい!!旅行行かなきゃね!!
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