引き続き各部屋の内装(というかほぼ天井)と展示を紹介していきます!
前編はこちら

静水(せいすい)の間
百鬼夜行
会場の解説より
鬼をはじめとするモノノ怪たちにも日常があります。
子の刻から丑三つ時、今宵も仲間たちが集まってきました。




↑この部屋の展示物で特にすごいなあと思ったのは、こちらのワイヤーアート。ライトを当てて浮かび上がる影が鬼になっています。かっこよかったです。

星光(せいこう)の間
酒呑童子
会場の解説より
鬼の聖地—大江山に住まう帝王。今宵も酒宴が繰り広げられる。
優雅で荘厳な雰囲気に満ちた城に漂う圧倒と絶望。

今回の展示のなかで、菅原道真と一二を争うくらい好きだった作品がこちら。
画面奥の屏風に描かれているのが酒呑童子です。よく見ると、周りには彼を退治しに来た坂田公時なども描かれています。(この写真では分かりづらいですが…)
特に好きなのが、酒呑童子が侍らせている女性たち。手前に二人、画面奥に二人います。(この写真では以下略)
着物も綺麗で、詳しくないけど見ているだけで楽しかったです。

どうにかしてお顔を見られないかなって頑張ったんですが(何故)、見れない角度になっていました。
表情は見えないけれど、俯き加減な姿勢からして、「望んでこの酒宴にいるわけじゃないんだろうな、攫われてきたんだろうな、でも怖いから従ってるんだろうな…」とか妄想考えてました。
今にも動き出しそうな感じがして、ちょっと怖いと感じるくらいの迫力がありました。

清方(きよかた)の間
桃源郷
会場の解説より
鬼の去った都はまさに桃源郷のような世界。
桃と梅と桜が一斉に咲くような景色が広がります。
希望と喜びが美しい風になって市中に吹き抜けます。

このお部屋では、いろんな工芸品や作品が展示されていました。
印象に残ったのはビーズで作られた着物。ビーズアーティストの金谷美帆さんの作品「秋来」です。

解説には、重量約13キロ、制作期間約3年、使用ビーズの数は165万2千粒と書いてありました。
ただビーズで着物を作るだけじゃなくて、柄まできちんと入っているのがすごいです。





頂上(ちょうじょう)の間

階段を上りきると、最後の部屋「頂上の間」があります。
現世の平穏
会場の解説より
鬼との長い闘いが終わり、日常が戻ってきました。
日差しをあびて金魚やにしきごいが泳ぎます。
何事もないささやかな幸せを感じて。




紙製の錦鯉が風でゆらゆらと動いていて、まるで空中を泳いでいるみたいでした。
部屋の一角には風鈴も吊るしてあって、こちらも涼やかな音色を響かせていました。窓を隔てた外からは蝉の鳴き声もわずかですが聞こえてきていて、風鈴と蝉という「THE!夏!」な風情が素敵でした。
ちなみに風はサーキュレーターで人工的に起こしていました。笑 空調のために締め切っているからしょうがないよね!

これで、全部屋を制覇しました。頂上の間から下りていく道中でまた各部屋を覗いて、心置きなく作品を鑑賞しました。(特に酒呑童子と菅原道真)

30分早く入れたので、人が少ない状況でゆっくりじっくり見ることができました!
通常の時間(11時)に開場後は人もどんどん増えてきていたので、作品を鑑賞するのに列ができている部屋もありました。
ミュージアムショップ
ミュージアムショップも靴を脱いだままで入ります。なかなかない経験だよね。
今回出店している作家さんの作品も売っていました。
色々見て回って、結局ホテル雅叙園東京の図録を購入。今回の「和のあかり」についてではなく、単純に雅叙園(+百段階段)の紹介本です。セールをしていて、3,500円が3,000円(税抜)になっていました。


図録の真ん中に乗せているのはポストカードです!
なんか表紙の一部みたいになっちゃいましたが別物です。3,000円以上購入でこのポストカードがいただけました。ラッキー!!
いろんなポストカードが溜まってきているのでどうにかして飾れないかなあ〜〜。
エレベーター


これはギャラリーホールのエレベーターが開いたら一番に目に入る作品です。
(行きでは百段階段に早く行くことを優先したので、このあたりは撮影していませんでした)


エレベーターを待つ間に撮影。
とっても豪華!!!




おまけ:ランチ
CANOVIANO CAFE
ランチは、ホテル内にあるCANOVIANO CAFEへ。さっくりご紹介します。
口コミでは「場所が分かりにくい」と書いてありましたが本当に分かりにくかったです。本館ではなくて、別館(?)にあります。途中でアマゾンのオフィスも通り過ぎます。←文字だけじゃ意味がわからないと思うのですが、ほんとなんです。笑


予約はしていませんでしたがギリギリ入れました。
店内奥、3名でテーブルセッティングしてあるところに案内され、ちょっと、いやだいぶ気まずいあまみや。1名で占領してしまい申し訳ない…。奥にはバーカウンターのようなところがありました。








パスタセット(税込1,980円)に、デザートとコーヒーまたは紅茶がついたドルチェセット(税込880円)を追加しました。それにサービス料(13%)がプラスされ、3,231円のお会計。←レシート残ってた。
め、めちゃめちゃリッチなランチになってしもうた……ド庶民なのに………。サービス料を13%取るだけの接客だったかは正直微妙ですね〜。
パスタセットのパスタは10種類くらいから選べて、わたしは「魚介のラグー ビスク風海老出汁の生スパゲッティ」にしました。魚介系ってめったに選ばないけど、せっかくなので(?)オーダーしました。おいしかったです!


向かいのテーブルが空いたのを見計らって撮影。
これだけじゃどんな空間か全然わかりませんねえ…。
お店自体は広くて、座席数もそこそこ多く、ゆったりとした作りでした。
ランチ後は、ホテル内をぶらぶらと歩き回りました。有名なトイレにも行ってきましたよ〜!それについてはまた別の記事で書く予定です。よかったら読んでね!





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