整理ついでにビザ概要&申請の流れについてまとめました。
この記事はビザ申請当時(2017年)の実体験をもとに、2019年時点での情報を参考にしながら執筆しています。
コロナ禍も経て、大いに変更点があると思いますので、必ず最新の情報をご確認ください。
記事のおわりには、カナダワーホリの準備に役立つサイトのリンクを掲載していますので
よければそこだけでも見てください!
カナダについて
国の概要
- 首都:オタワ
- 人口:約3,724万人
- 公用語:英語、フランス語
- 貨幣:カナダドル(1C$=JP¥79.65 ※2019/09/03)
- 電源プラグ:A/BFタイプ(電圧:120/240V)
- 連想ワード:北米/都市/国立公園/アウトドア/フランス語圏あり
2019年は1CA$=約80円だったんだね…
2024年5月14日は1CA$=約114円だって
円安えっぐ!!!!!!!!!
ワーホリビザ概要
2019年時点の情報ですのでご注意ください!
- 制度開始:1986年
- 年間発給枠:6,500(抽選)
- 申請方法:オンライン
- 年齢制限:申請時に18歳以上30歳以下
- ビザ申請費用:C$335
- 期間:12ヶ月
- 就学orトレーニング:6ヶ月までOK
- 東京にある施設にてバイオメトリックス登録が必要(要事前予約)
- 最低C$2,500の資金があること
- 往復航空券または帰国時の航空券代があること
- 滞在期間をカバーする保険に入っていること(入国時に保険加入証明書の提示を求められる可能性あり)
- ビザの許可がおりてから1年以内に入国しなければならない
カナダのビザは抽選制です。
仮申請した中から選ばれた人が本申請へと進めます。
アカウント登録→仮申請→招待されたら本申請→バイオメトリックス登録→ビザの許可がおりる
という流れです。
ちなみに、オンライン申請でゲットできるのは「ビザ発給の許可証」です。
本物のビザ(レターサイズ1枚)はカナダ入国時に発行されます。
自力で申請してみよう
これが初ワーホリだった場合、
「英語いっぱい、意味わからん……」となるかもしれません。
確かに英語だし知らん単語いっぱいあるし、わたしは「めんどくさいな〜」と思いました。
いやめんどくさがってたらあかんやろ
この段階で
エージェントにビザ申請の代行を依頼するという方法もありますが
ビザ申請費用の他に、往々にして代行手数料(高めの設定)がかかるので
ケチなあまみやは自力申請を選びました。
その割に語学学校+ホームステイ先は
エージェントを通して手配したんですけどね!
カナダはワーホリ渡航者も多く、
ビザ申請の方法を説明しているサイト(無料!)もたくさんあります。
そういったサイトを参考にしつつ進めれば、問題なくビザ申請を完了させることができますよ!
ビザ申請開始時点で戦い(ワーホリ)は始まっているのだ…!(BGM:法螺貝)
単語解説
個人的なおぼえがき( ✌︎’ω’)✌︎
なんの略語か知りたくなっちゃうのってわたしだけでしょうか…
意味を理解しないと覚えられないタイプの人間なので…
クリックで開きます
- Biometrics
-
2018年からスタート。バイオメトリックスとは「個人識別情報」のこと。
所定の施設(東京)にて指紋と顔写真を登録する。※要事前予約
一度登録すると10年間有効。 - CIC
-
ビザを申請するサイト。ログインにはGCKeyが必要。Citizenship and Immigration Canadaの略。
- GCKey
-
CICにログインするためのアカウントID。GCとはGovernment of Canadaの略。
- IEC
-
ワーホリプログラムのこと。CIC上で申請する。International Experience Canadaの略。
- IRCC
-
CICを管掌する政府機関。移民、難民にカナダ市民権を付与したり、カナダ人にパスポートなどを発行したりする。Immigration, Refugees and Citizenship Canadaの略。
- POOL
-
IEC申請をした状態。ビザの本申請ができる候補者の一人になっている。
POOLの中から抽選で選ばれた人がビザ本申請へと進むことができる。 - Work Permit
-
労働許可。ここではいわゆるワーホリビザのこと。
ビザGETへの道
抽選制と銘打ってはいますが、枠が6,500もあるので
申請内容に不備がない&枠がまだ残っている場合は、ビザの取得はできると思います。
オンライン申請の流れ
必要事項を入力完了したらIEC申請完了のメールが届く
この時点で申請者はPOOL状態(本申請はまだできない)
抽選により、ビザ本申請の招待メールが届くので本申請へと進む
招待が届いてから10日以内に申請を始めること
必要書類のアップロード
・英文履歴書(自分で作成)
・家族情報(PDFをダウンロードし入力)
・証明写真(JPG)
・パスポートのコピー
Work Permit申請を始めてから20日以内に完了すること
クレジットカードのみ
トータル費用$357の内訳は
$172:IEC参加料
$100:Work Permit発行料
$85:バイオメトリックス登録料
Work Permitの発給許可がおりるので、そのPDFをプリントアウトしカナダ入国時に提示する
この時点ではまだ本物のビザではないので注意!
入国審査を受けた後、空港のイミグレーションオフィスにてStep7でプリントアウトした書類をもとにビザを発給してもらう
ここで初めてビザがもらえます!
その場で名前のスペル、ビザの有効期限を確認し、もしも間違いがあったら訂正してもらいましょう
必要書類など
英文履歴書 (CV/résumé)
必要な情報は次の通り:
- 名前
- 連絡先
- 現住所
- 学歴
- 職歴(職種・業務内容も)
- 資格
「英文履歴書なんて書いたことない!書き方がわからない!」
という方もご安心ください。わたしも分かりませんでした。
上記の英文履歴書作成ツールを使えば、各項目を埋めるだけで簡単にレジュメが作れます!
わたしも利用しました。あれこれ調べるより時短になります。超便利。
家族情報 (Family Information)
自分の家族について記入するフォームです。CICでダウンロードできます。
※右クリックしてファイルをダウンロードしてください。
普通にクリックして表示させるとエラー画面が出る場合があります。
ダウンロード後は、わざわざプリントアウトしなくてもパソコン上で記入が可能です。
証明写真 (Digital Photo)
- JPGファイル
- 3.5cm x 4.5cm以上
- 頭(顎下〜頭頂)の大きさは3.1cm~3.6cmに収める
- 6ヶ月以内に撮影されたもの
- カラー/白黒どちらでもOK
- 背景は白または明るい色
- 色付きのメガネはNG
カナダ政府によるビザ申請用写真についての規定詳細はこちら(PDF)
わたしはアプリと連携できる「Ki-Re-i証明写真」で撮影し、JPGデータを保存しました。
※アプリ対応の証明写真機で撮影する必要があります。
最近では証明写真機を使わずに、スマホアプリで証明写真を撮影する人も増えているようです。
地味に高いもんね…
パスポートのコピー
- PDFファイル
- IEC申請時点、カナダ入国時・出国時に有効なもの
- 顔写真のあるページ、出入国スタンプのあるページを全てスキャン
わたしはコンビニのコピー機でスキャン→PDF化しましたが
スマホで該当ページを撮影→Wordなど文書ソフトに画像貼り付け→PDF化でもOKっぽいです。
実際に、カナダ滞在時 ワーホリビザからビジタービザに切り替える際も
パスポートのコピーが必要だったので
後者の方法(しかも割と雑めな撮影クオリティだった)でPDFにして提出したところ、
無事ビザがおりました。
顔写真や文字がはっきりと読み取れるレベルで撮影すれば問題なさそうです。
とはいうものの、100%大丈夫とは言い切れないので
自己判断でお願いします!
追加書類提出の要請がある場合も…?
- 健康診断書
- 犯罪経歴証明書
の提出が追加される場合があります。
健康診断書は、カナダ入国以前に該当の国に6ヶ月以上滞在した場合に必要です。
Work Permit申請時の質問に回答した際に、健康診断書の要・不要が判断されるようです。
犯罪経歴証明書も、該当の国(オーストラリア・ニュージーランド・アメリカなど)に
過去6ヶ月以上滞在した場合に必要になることがあります。
追加書類の提出については別途レターが届くので、その指示に従ってください。
バイオメトリックスについて
どこで登録?
カナダビザ申請サービスセンター(CVAC)に行く必要があります。
そして、要予約です!(オンラインで予約できます)
- 〒105-0014 東京都港区芝1-4-3 SANKI 芝金杉橋ビル4F
- 月曜日-金曜日(祝祭日は除く)の9:00-17:00
- 0120-961-673
登録しないことには申請プロセスが進まないうえに、上京の必要ありなので、
遠方住まいには負担が大きくなってしまいました。ナンテコッタ…
ビザ発給情報を調べたいとき
「いまどれだけのビザが発給されているのか」
「ビザの発給までにどれくらい時間がかかるのか」
そんな疑問の解消方法をご紹介します。
ここで確認できます
ページはこんな感じ
各項目とその解説
2019年8月2日更新時点の情報に基づいています。(通常、毎週金曜日に更新される模様)
①発給枠
②Invitation送付開始日
③Invitation送付最終日
④Invitation送付累計
⑤発給残り枠
⑥POOL状態の人数
⑦Invitationが受けられる可能性
2019年1月9日からのInvitation送付開始日(②)から
ビザ発給枠(①)を超えた人数(④7,052人)にInvitationを送付していますが
これは辞退者がいることを想定してのことだと思われます。
招待された人のうち、実際に本申請に進んだのは5,400人ほどなので
この時点では1,072人分の残枠(⑤)があり
招待待ちが93人(⑥)。
つまり…
いま申請するとInvitationを受けられる可能性はExcellent!!(⑦非常に高い)ということです。
まだいけるぜ!
2019年10月追記
先述のURLを確認したところ、“The 2019 IEC Season is now closed.”の表示に変わっていました。
今年のワーホリビザ抽選は終了となり、応募は出来ません。
※Invitationを受け取っている場合はワーホリビザの申請に進むことが出来ます。
2020年も、今年と同じようなスケジュール(前年の12月ごろ〜1月に募集開始)で進むと思うので、公式からのアナウンスを待ちましょう。
プロセスにかかる時間を知りたい
簡単3ステップで調べることができます。
- What are you applying for? で
Temporary residence (visiting, studying, working) を選択 - Which temporary residence application? で
International Experience Canada (IEC) を選択 - Get processing time をクリック
2019年8月6日検索時点では
4 weeks
と表示されていました。
ただし、これはバイオメトリックス登録にかかる日数を除いているので注意しましょう。
参考になるかはわからないけど…
わたしが申請したときの流れはこんな感じでした。
申請受付開始が前年(2016年)の12月ごろだったような気がします。自信はありません。
題して、「これは2017年の話です。ねえいま何年か知ってる?2019年……?世間は令和だよ!!」年表です。(長い)
新年明けて早々に申請スタートさせました
〜のんびり各種書類を取り揃える〜
完了しちゃった!うっひょひょーい!
えっもう?!意外に早いな?!
別件での個人面談のついでに報告しました
めっちゃドキドキした……
30,31日はかろうじて有給使いました…
4年働いていた間に使った有給、多分トータルで1週間くらいですね オホホ
Work Permit申請から1ヶ月経たずに許可が下りました。
申請受付が始まってすぐの時期に申請をしたこと、
2017年時点ではバイオメトリックス登録の必要がなかったことが要因だと思います。
時系列で振り返ってみて思うのは
Work Permit下りてから上司に言うまでのスパンが短くてびっくりした!
ということです。笑
あのタイミングで個人面談がたまたまあって良かった!!
じゃなかったら伝えるタイミング逃しまくったかもしれない。運が良かったんだな!
それにしてもバイオメトリックス登録……(‘-‘)
より高い精度での入国管理を実施するためなので、仕方ないことではありますが
地方民からすると、登録のためにわざわざ東京に行かなければならないのは
割とめんどくさいですね。(時間とか交通費とか)
対応可能な施設が増えればいいなー!!!
とはいうものの、他国のビザ申請でも、東京にある大使館や領事館に赴く必要があるので
カナダだけが面倒というわけではないのですが。
どうせなので!
ついでにディズニーに行きましょう!!!!
まとめ
最初はややこしく感じるかもしれませんが、進めてみればあっという間に終わります!
わたしにも出来たので、誰でも出来ます!!
困ったらココを見よう!
注)わたしはワーホリシロップさんの回し者ではありません笑
でも、このサイトさえ見れば自力申請が余裕でできる(めちゃめちゃお世話になった)ので
ぜひ参考にしていただきたいです!
カナダワーホリで役立つサイト
ワーホリシロップの運営会社です。渡航後の語学学校とホームステイ先の手配をお願いしました。
バンクーバーとトロントにオフィスがあるので、現地の情報を教えていただけます。
「日本語でコミュニケーションできる、カナダの総合サービスサイト」。
カナダに関する情報のほか、情報交換・交流掲示板、都市別クラシファイドが揃っています。仕事探し、部屋探しをするのに便利です。
こちらもJPカナダと並んで有名な情報サイトです。仕事探し、部屋探し、掲示板交流などが日本語で利用可能。
個人的には、カナダ東部に関するクラシファイドが充実しているようなイメージがあります。
※2024年8月9日現在、e-Mapleのサイトは稼働していないようです。
楽しいカナダワーホリライフへの第一歩、踏み出しましょう!
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