新卒で入社した会社を円満退職してワーホリ渡航に至るまでの話

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この記事は初代ブログから移管しました。一番読まれていた記事です。
移管にあたり、若干の加筆修正を行いました。

今回は、自分がどうしてワーホリを決意したか、その経緯について書いています。

もし同じように悩んでいる人がいたら、何かの参考になれば嬉しいです。

「あ〜こんな感じでワーホリ行く人間もいるのね」って感じで読んでください。

自分語り多め、比較的長めの記事となっています。気になるところからどうぞ!

正直に言います。

割とネガティブな理由です。(^_−)−☆

目次

退職を決意するまで

東京で働いていた頃に撮った桜(懐かしいね〜〜〜!)
STEP
会社やめたい

このままだとガチで病む気がする…

STEP
円満に辞めるにはどうしたら良いか

寿退社か転職か…それとも海外か…

STEP
寿退社は無理そうやな…

転職するか海外か…あ〜しばらく(日本で)働きたくないな

STEP
海外行くかー!

語学留学、大学院留学、ワーホリ…色々あるな〜

STEP
ワーホリ行くかー!

おりゃー!ビザ申請じゃー!(ッターン!!)

STEP
ビザおりたぞー!

退職します アデュ

STEP
退職

自由だあああヒャッホオオオオ!!!!

〜新卒社会人編・完〜

STEP4からテンションがどんどん高くなってるね

会社辞めたい

大学卒業後に専門商社に入社し、東京で営業として働いていました。

商社ということもあり、ほんの〜り体育会系の雰囲気と昭和の体質が滲み出てはいましたが、職場の上司・先輩はとてもいい人たちばかりだったので、色々ありましたが頑張れました。

「会社を辞めたい…」と本格的に思い始めたのは、自分の周囲で精神的に病気になる先輩や後輩が続出したからです。

トータルで5人。全て自分と同じ営業職でした。

病院に通いながら仕事をする人、休職・復職する人、休職してそのまま退職する人など様々でしたが、

経営トップ層は精神的な病について理解がなく

「お前の代わりはいくらでもいる」と本人に言い放った役員もいたようです。

(言われた先輩本人から聞きました)

それを聞いたとき「この時代にそんなこと言う人いるんや…まじか…」とドン引きしたことを覚えています。

幸いわたしに直接的な被害はありませんでしたが、この一件で

「自分が病気になっても、会社は自分の人生に対して責任を負ってくれない」

「このまま働いていたら、自分もいつかは先輩のように壊れてしまうかもしれない」

と不安を抱くようになり「辞めたい」という気持ちを強くしていきました。

そのころの自分は「生活のために働く」ではなく

「働くために生活する」という状況でした。

ライフワークバランスが崩れに崩れていたので、精神的に疲弊していたのかもしれません。

もちろん、わたしと同じ環境でも耐えられる人はいると思います。金払いよかったし。

根性がない、と思われるかもしれません。

でも、わたしは辞めたかったのです。

体調的な面で言うと

まぶたが痙攣したり、気管支炎になって声が森進一みたいになったり(でも休まなかった)、

頭皮が痒くて掻きむしってかさぶたができたり(もちろん髪の毛はちゃんと洗ってました)……

うん、体調面でも影響出てたね!!!!

円満に辞めるには?:前向きな退職理由

そんなこんなで漠然と辞めたさが募っていったのですが、次に考えたのは

「どうやったら円満に辞められるだろう?」ということでした。

意外に世間は狭いものです。

どこでどう人間関係が繋がってくるか分からないので、喧嘩別れとかではなく

出来るだけ(言い方は変かもしれませんが)職場の人から祝福されるような、

前向き(に見えるよう)な辞め方をしたいと思いました。

経営陣の、社員に対する考え方・接し方はともかくとして、直属の上司や先輩たちにはとても助けられていたので

後ろ足で砂をかけるような真似はあまりしたくないという思いもありました。

つまり、本当の退職理由をコーティングする「建前上の理由」が欲しかったのです

脳内に浮かんだ「前向きな退職理由」は

  1. 寿退社

2. 転職

3. 海外渡航

の3つ。

1の寿退社はありえなかったので秒で選択肢から消えました。笑

2の転職は、しばらく日本で働きたくないな〜と思ったので除外。

日本で働きたくない、の真意としては、ゴリゴリの日系企業…というか、

昔ながらの体質が受け入れられなかったのかもしれません。

まだ経験社数が1社のみの状態で決めつけるのも良くないとは分かっていますが、

1社でしか働いていないからこそ、その企業文化が強烈に植え付けられているのだと思います。

「残業することは美徳」という考えがはびこっている職場ではもう働きたくありません……。

お給料に「見込み残業代」が入っている会社はやめようね!!

そうだ、海外行こう。

ということで、最後の選択肢「海外渡航」を採用することに。

ここまで長々と書きましたが、要は

「会社辞めたい!」→「辞める大義名分が欲しい!」→「海外に行こう!」

という流れです。あれ?一行で説明できちゃうな?

「海外に行きたい、海外でコレがしたい!」→「会社を辞めよう!」

という流れではないのです。ノーポジティブ、イエスネガティブリーズン。

あとさ、「海外に行く」って、寿退社よりも転職よりも止めようがなくない?

なぜに海外か

さて、どうして海外に行きたいのか?という疑問については、わたし自身の体験が起因していると考えています。

幼少期の海外滞在体験

小さい頃、わたしは父親の仕事の都合でアメリカに3年間だけ住んでいました。

幼稚園に入る前のことだったので、当時のことはあまり覚えていません。

日本人が多いエリアに住んでいたので、英語を話していたのかも定かではありません。

ある雪の日、母がわたしの乗ったソリをちょっとした丘の上から押してくれたのですが

そのまま丘の下にある木に激突したことくらいしか覚えていません。

一本だけ生えてた木にピンポイントで激突しました

それでも、写真やビデオを見るとおぼろげながら思い出す部分もあり、

「あの頃は楽しかったな〜」「アメリカ楽しかった〜〜」

というぼんやりしたポジティブな感覚がずっと自分の中に眠っていたのだと思います。

英語環境で働いていた父はもちろん、母(英語大嫌いだった)も大変だったことでしょう。

お気楽に食っちゃ寝していたのは娘のみ……。

結婚してなくても、子供を産んでなくても、大人になったからこそ分かるよ…

海外で生活するってめちゃくちゃ大変だよね?!

幼少期:帰国後の話

不思議なことに、小中高の間に「海外に行きたい」という欲求はなく

大学生になって初めて自分のパスポートを取得して

(アメリカ渡航時は親のパスポートにひっついていた)

ヨーロッパ周遊をしたり、イギリス超ド短期語学留学をしたりはしましたが、

「交換留学に行く」ことを選択することはありませんでした。

多分度胸がなかったんでしょうね。英語圏以外は言わずもがな。

あと応募要件(TOEFLスコア)を満たす自信がなかったです…。ぶっちゃけ今も自信ない…。

なので、学生時代に留学をしていた人を尊敬しています。本当に素晴らしいです!

ワーホリ?語学留学?

話を社会人編に戻します。

ここまで読んできてくださった方、ありがとうございます。ここからが(多分)本題です。

退職理由を「海外渡航」にするにあたって、情報収集を始めました。

正確には、退職する決意を固める前から、現実逃避の一環として海外渡航についての情報は集めていました。笑

幸い当時は東京在住だったので、あらゆる情報を得やすい環境にあり、東京のすごさを実感しました。東京すげえ。

留学エージェントが主催する留学フェアにいくつか行きましたし、

カナダ大使館が主催する留学フェアにも参加しました。

この留学フェアは、毎年春と秋に開催されていて、わたしが参加したのは秋に行われたものでした。

セミナーで情報収拾をして、来場者の姿(親と一緒に来ていた若い子が多かった)に刺激を受け、わたしもがんばるぞ〜!

と決意を新たに大使館を出たとき、清々しい秋の空が広がっていたことを覚えています。非常にセンチメンタル。

[地名 留学フェア]とかで検索すると、いろいろな情報が出てくると思います。

実際に説明会に足を運ぶ以外に、ネットで[留学 ワーホリ][ワーキングホリデー 国]とかも調べていました。

いろいろ調べた結果

めちゃめちゃざっくりとした概要です。

ワーキングホリデー
  • 生活費を稼ぎつつ、長期滞在(〜1年)が可能
  • 年齢制限(30歳まで)がある
  • 1つの国につき、1回しか利用できない
語学留学
  • 語学学校に通う期間だけビザが出る(短期〜長期)
  • 基本的に仕事は出来ない
  • 年齢制限がない

語学留学の場合、国によっては条件付きで就労可能な場合があります。

ワーホリに決定!

  1. 生活費を稼げる
  2. 自由度が高い
  3. 年齢制限がある(=今しかできない)

という理由からワーホリに挑戦することに決めました。

ワーホリ先を決定!

カナダにしたワケ

理由は大きく分けて3つあります。

  1. 英語圏であること
  2. 物価が安いこと
  3. 治安がいいこと

2に関しては事前リサーチが不十分でした。

カナダの税率侮ることなかれ…(州によって税率が違う)しかも物価高いや〜ん!

英語圏の国

2019年7月現在、ワーホリ協定国で英語圏は次の5カ国です:

カナダ/イギリス/アイルランド/オーストラリア/ニュージーランド

アメリカと協定を結んでいないのは残念ですね。

イギリスは大学生の頃に旅行で行ったのと、

ポンドが高いこと、ワーホリビザ(厳密には違う名前です)取得の倍率が高いことを理由に除外。

アイルランドはユーロが高いので除外。

カナダ・オーストラリア・ニュージーランドで悩みましたが、

「北半球にある国」ということでカナダを選びました。笑

あとは、カナダは電源プラグの形状が日本と同じタイプだったということもあります。

また、アメリカ滞在時に、カナダへよく旅行をしていた(ビデオとかが残っている)ので

「幼少期の思い出をたどることが出来たらいいな」という思いもありました。

大まかな理由は先述の3つですが、最終的に「自分に馴染みのある国」を選んだという感じですね。

円満な退職理由:ワーホリに行くため

上司に退職したいと伝える

そんなこんなでワーホリ渡航先をカナダに決めて、まずしたことはワーホリビザの申請でした。

約1ヶ月でビザ発給許可が下りたので、いよいよ「退職の意」を上司に伝えることに…

幸いにも、上司と今後の営業活動についての面談(1対1)があったので

そのタイミングで言うことにしました。

その時の会話(2017年2月初め)

あの…退職したいです

うわっ、まじか〜〜〜〜……どうして?

カナダにワーキングホリデーに行くことにしました

そっか…じゃあ俺からまずは営業部長に言うね

細かい部分は省略していますが、今でもこのやりとりは覚えています。言うのめっちゃドキドキしたからね。

上司の「うわっ、まじか〜〜〜〜」は

「お前もか!お前も抜けるのかー!」みたいなリアクションでした。

確かこの頃、退職者か休職者が数名発生していたような気がするので。

やばくねこの職場。

退職表明後

ダイソーで購入した便箋と封筒(あれ以来使っていない)

上司が営業部長に話をすると、営業部長が「退職の意思がガチなのかどうか確かめて」と言ったらしく、上司とランチに行くことに。

いやガチやっちゅーねん。ちなみにサーモンのパスタ食べました。美味しかったです

ガチ退職だと確かめられた後、さらに上の人にも話が通り、わたしは退職(退職願じゃないよ)を提出しました。

ちなみに退職届は、ソラマチの100均で買った縦書き便箋と、同じく100均の封筒(おそらく長形3号)を使用しました。

たまたまソラマチに行く予定があったので…w

友人には「何買ってんの?!」って驚かれましたが。笑

黒色のSARASA(水性ボールペン)で書いたような…?特に何も言われませんでした。

封筒の色は何色だったか記憶にありません…白色かな…いや茶色……?

ちなみに文面はネットでググりました。

2019年9月15日追記:
実際に使った便箋と封筒の画像を追加しました笑
封筒は長形4号(白色)でした

そして、2017年3月末での退職が晴れて決定しました!パチパチ〜

職場の先輩などにも退職を伝え、退職までの1ヶ月は担当していたお客さんの引き継ぎを行いました。

周囲の反応

職場やお客さん(引き継ぎの際に退職理由も話した)の反応は

まじで?!なんで辞めるの?←だいたい最初のリアクションがこれ

いいな〜俺も行きてえ

自分の娘もワーホリ2カ国くらい行ったよ

え〜辞めちゃうの〜?残念

うん、(会社を)辞めたほうがいいよ…

先輩辞めるんですか?!俺も辞めてえ〜〜

といった感じで、好意的でした。というより羨ましがられた…?笑

職場の先輩・上司には、「ワーホリ行くから辞める」ではなく「辞めたいから理由をワーホリにする」というのはなんとなく勘付かれていたような気がします。別にいいけどね。

ただ、そのころの職場の雰囲気は色んなことがあってあんまり良くなかったので

「ま〜こんな感じだし、しゃあないよね〜〜〜」みたいな空気もありました。

年度末で忙しい時期でしたが、3月末には送別会も開いていただき、目標にしていた「円満退職」ができました!

自由だーッ!!!

でもね!!!!!!

有給は消化できなかったの!!!!!!!!!!!!

ちなみに4年間で使った有給の日数 トータルで1週間くらいだよ

総務の偉い人に「有給消化できますか?」って聞いたら

「営業部長がいいって言ったらいいよ」みたいなこと言われたのさ。

は??????????

営業部長の権力強すぎね??????(と今なら思う)

そこで怯んで引き下がってしまったわたし…若かった……バカすぎる……涙

3月のラスト2日だけ有給を使いました…無知すぎた!!

今なら労基に通報するけどね!!!!!

これから辞める人!!!!

絶対に有給全消化するんだぞ!!!!!!!!!!!

ゴネられたら労基!!!!

負けるな!!!!!!!!

今ではそういう企業が減っていることを祈ります…

この頃は「年に5日の有給取得をしなければならない」っていう決まりもなかったんだよね…☆

最後は度胸と思い切り

ここまで読んでくださってありがとうございました!

留学やワーホリなどの海外渡航を決意するまでの経緯は人それぞれだと思います。

海外渡航に限らず、何かをやめるときも、新しく始めるときも勇気が必要です。パワーも必要です。

「面白そうだから」「興味があるから」「環境を変えたいから」「逃げたいから」etc…

ポジティブだろうがネガティブだろうが、理由はなんだって良いのです。

実際わたしはネガティブな理由からのスタートでした。

でも、自分の人生の責任者は自分しかいません。

「一度きりの人生、後悔したくない!」

「ごの゙ま゙ま゙死゙に゙だぐな゙い゙〜゙〜゙〜゙!゙!゙!゙!゙!゙泣゙」

という自分の気持ちに正直になった結果、ワーホリに行くことにしました。

ほんとにさ、(こうやってブログに書いている自分も含め)外野はいろいろ言うけど

だ〜〜れも自分(あなた)自身の人生に責任を負ってくれないわけ。

自分のケツは自分で拭くしかないんだよね。なら自分の好きなように拭けばいいじゃんって話。(そういう話???)

選択の結果、失敗したとしても「その時最善だと思う選択をした」のは自分なんだし、

命ある限りはリカバリーだってできるはずだし。(スケールがでかい)

実行に移す前にあれやこれや考えることも大事だけど、結局はやってみないとわからないですよね。

自分の気持ちに正直になれる、それが許される環境だったというのは非っっ常にありがたいことです。

たとえ帰国後無職だろうが、過去の自分の決断が間違っていたとは思いません。

今回の退職と海外渡航決意を通して、わたしは「どうしよう、怖いな…」と怖気付いても、

最終的には「しゃらくせえ!えいやっ!」と一歩踏み出す(ジャンプする)性格だと気づきました。

バンジージャンプか。やったことないけど。

自分の踏み出す勇気を讃えたい!自己肯定感あげてこ!!!

女も男も度胸じゃい!!!!

やっぱりほら、

「人生ノリとイキオイ。」

じゃないですか。

ねっ?(突然のブログタイトル回収)

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